2017年3月は動画広告におけるトピックスが多く流れた時期でございました。
その中でも記事への反響の大きさやトレンド性、重要度などに基づいて、今年の市場動向を象徴する記事をピックアップいたしました。ではそれぞれ見ていきましょう!
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トピックス①:日本の「動画生活者」は約3800万人 - 博報堂などが推計
http://news.mynavi.jp/news/2017/02/28/234/
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株式会社博報堂など博報堂DYグループ4社横断の、動画を使ったマーケティング効果の最大化を目指すタスクフォース「hakuhodo.movie」は、動画を“見る”だけでなく“使いこなす”生活者を「動画生活者」と名付け、実態調査を行った。その結果「動画生活者」は、マス・マーケティングの対象となり得る規模であることを示唆するデータを発表いたしました。
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トピックス②:Facebook、24時間でコンテンツが消える「Messenger Day」を公開
http://jp.techcrunch.com/2017/03/13/20170309facebook-messenger-day/
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FacebookはSnapchat Storiesに対抗するMessengerアプリの新機能、”Messenger Day” を全世界で公開しました。ついにfacebookも「消える」動画を公開したことでこのキーワードが世の中ゴト化されるかと思います。
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トピックス③:インスタの「ストーリー広告」、5ブランドによる活用事例:「これは素晴らしいチャンスだ」
http://digiday.jp/brands/5-brands-using-ads-instagram-stories/
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作り込まれたクオリティの高い動画や写真が並ぶという独自のカルチャーを持つInstagramですが、今年ローンチされた新機能「ストーリー」は気軽に撮影してアップできるというスタイルで、新しいクリエイティブの形を生み出しました。その中でも幾つかの企業が利用し始めているため紹介いたします。
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トピックス④:
ニコニコ動画を超える!? ついに「YouTube動画にコメントできるアプリ」が提供開始
https://japan.cnet.com/article/35098030/
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YouTubeビデオの視聴をよりソーシャルな体験にする方法を探して、Googleの社内インキュベーターのArea 120が、ビデオを友人たちと一緒に見ることができるようにするアプリUptimeをローンチいたしました。
☆ドゥーガの見解
キーワードは「今しかない感」と「共感性」上記のトピック記事や昨今のyoutuber人気などを踏まえると
動画生活者は「今だけ私に見える」ということ、「私だったら」が想起しやすいもの
に価値を置いているように思えます。
ー今しかない感を上手く活用したサービスー
世間では「短時間で消える」機能を持つサービスの人気が全般的に高まっています。
特にSnapchatとInstagramの「ストーリー機能」は
今の動画生活者の価値観を反映しているサービスだと思います。
さまざまなデータを見るとスマホユーザーは短い時間のコンテンツを好むようになってきているといわれています。また、メールやメッセンジャーでのやりとりがされて広まってしまうなどのリスクが知られるようになり、「消える=残らない」ことの価値が意識され始めました。特に若年層にとっては、自分が発信したものが「残らない」ことこそが、そのサービスを積極的に理由なっていると思います。
さらに、「消えてしまう=今だけ」という価値が加わり動画そのものがリッチになるため
視聴者にとって思わず見てしまうのではないでしょうか。
ーyoutuberの動画を見てしまうわけー
youtuberの動画で非常に人気があるものは「00やってみた」や「メイク」動画です。
それらの根底にあるのは「もし僕がこの福袋を買ったらどうなるんだろう」や「もしこのコスメを買ったらどうなるんだろう」という購買における不安を先にyoutuberが見せてくれ、
なおかつ自分のペルソナに近いためその実感が持ちやすくなるからだと思います。
上記を踏まえると、「インフルエンサー✖️消えてしまうコンテンツ」の掛け合わせは
非常に動画生活者の心を捉えていると思います。
Instagramの「ストーリー機能」へのインフルエンサーを活用したアプローチがさらに増え
もしかするとyoutuber投稿も「期間限定配信」のような形でアプローチしたほうが
ブランディング施策として良いかもしれません。
ありがとうございました!
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